西堀榮三郎記念 探検の殿堂(滋賀県湖東町)

■はじめに
 南極観測の第1次越冬隊長等で有名な故西堀榮三郎氏を含めた日本人探検家の業績を紹介している、滋賀県湖東町にある博物館です(詳しくは公式サイトを参照下さい)。子供の頃より西堀氏の著作である「南極越冬記」を愛読していたこともあり、この博物館の存在を知ってからは、いつかは行こうと思っていました。なかなか果たせずにいましたが、先日ようやく訪れることが出来たので、心覚えにサイト上に記録を残しておくこととしました。
■入館日
 2003/1/25 12:50〜14:40
■感想など
 館内は大きく3つのコーナーに分かれています。
 まず1Fには"南極体験ゾーン"があります。ここでは防寒具を着せられた上で零下25度のエリアに放り込まれます。これが真剣に寒く、ブリザード体験と称して風が吹いてきた時には辛抱たまりませんでした。このブリザードを避けるために昭和基地に逃げ込む形となります。ここは第1次越冬当時の基地の一室が再現されており、またタロ、ジロ関連のビデオが流れていたりします。
 あと1階には"西堀榮三郎記念室"があります。簡潔で好感が持てる展示内容でした。猪退治の話などは初耳でした。詳しい映像展示もあります。
 2階部分が"探検家の殿堂"となっています。端の方にある映像展示コーナーでは"日本探検小史"(27分)および"探検家たちの風土"(22分)の2本を交互に上映しています。個人的には、時代順の紹介であった前者の方が、地域別の説明である後者より興味深く感じました。その他は取り上げている探検家の肖像画パネルと簡単な説明がズラリと並んでいます。全然知らなかった人も居たりして勉強になりました。パネルの絵も、それぞれ作者によって絵の雰囲気が異なり、意外と楽しめました。
 私が訪れた日は大変すいており、気楽にゆっくりと見ることができました。
■その他
 ここは公共交通機関ではかなり行きづらい所です。JRの米原、彦根、あるいは近江八幡から近江鉄道で八日市まで移動し、そこから近江鉄道バス(湖東線)に乗り、湖東町役場前まで行けばよいのですが、このバスの本数が少ないので事前に時間を調べておいた方がよいです。私の場合、出先で急に時間が余ったがために訪れることが出来たのですが、その分事前準備が不足しており、八日市からタクシーを使う羽目になりました(\2,140:10分弱)。
■関連サイト
□Web Town 湖東
http://www.town.koto.shiga.jp
http://www.town.koto.shiga.jp/kurashi/main/tanken/taneken1.html
(2003/9/7)

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