くれない丸

■説明など
 "くれない丸"は関西汽船が阪神~別府航路に投入した初の3000トン級客船で、1960年に就航以来、1988年まで瀬戸内の各航路で活躍しました。以下の写真は1977年に神戸港および大阪港で撮影したものです。
 この"くれない丸"級は、歴代の内航客船の中では最も好きな部類に入ります。なんといってもその均整のとれた船容は、この程度の大きさの客船では珍しかったと思います。"くれない丸"には、一度大阪の弁天埠頭から神戸の中突堤まで乗船したことがあります。乗船時には既に盛りを過ぎていましたが、神戸に着くまでの1時間少々の間、船内をくまなく歩き回った記憶があります。
 なお"くれない丸"は1985年に佐世保重工に売却され、その後1988年よりレストラン船"ロイヤルウイング"として横浜港にてなおも活躍中です。
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回頭中の"くれない丸"。神戸港中突堤より撮影。
大阪港弁天埠頭に停泊中の"くれない丸"。
同じく弁天埠頭にて、船尾方向より撮影。

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