サンタ・マリア(神戸)

■説明など
 復元帆船"サンタ・マリア"(総トン数:120トン)です。オリジナルの"サンタ・マリア号"は、コロンブスによる西インド諸島への航海(1492~1504年)に用いられた事で有名です。1991年にスペインの造船所にて復元され、1991~1992年にはバルセロナから神戸までの実験航海が行われています。現在は、神戸海洋博物館の館外展示物として、神戸港メリケンパークにて一般に公開されています。
 サンタ・マリア号を模したものとしては、他にも大阪港遊覧船の"サンタマリア"があります。この大阪港の方は再現度が低い(大きさ2倍、帆走不可能、新設の船橋が目立つ等)ですが、神戸港の方はかなり忠実のようです。残念なのは船体の保存状態があまりよくない点で、今後早急に何らかの対策が必要ではないかと思われます。
(2003/9/7)
 船体が目に見えて痛んでいくにつれ、これはまずかろうと気をもんでいた所、ようやく2004年3月より神戸市による全面改修が始まりました。しかし改修開始間もない4月17日に、あろうことか火事が発生し、船体後部が半焼してしまいました。修復作業がさらに大変になってしまいましたが、なんとか昔日の勇姿が復活することを祈ります。
(2004/5/16)
■関連サイト
□神戸海洋博物館
http://www.kobe-meriken.or.jp/maritime-museum/index.html
http://www.kobe-meriken.or.jp/maritime-museum/mm-02c.htm
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最初に見たときは、想像していたより小さな船のように感じた記憶があります。2001年12月に撮影。
昔は気がつかなかったのですが、最近は素人目に見ても痛んできています。
2001年12月に撮影。
修復作業中の"サンタ・マリア"。このあたりから見る限りは、火事の影響は判別できませんでした。

2004年5月2日撮影。
後部マスト付近。下の方は焦げているように見えます。

2004年5月2日撮影。

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