観光丸(長崎)

■説明など
 復元帆船の"観光丸"(総トン数:353トン、旅客定員:300名)です。
 オリジナルの"観光丸"の前身は、オランダにて1853年に就役した木造三檣外輪蒸気軍艦"Soembing"です。1855年に長崎へ来航した際に幕府へ寄贈され、1856年に"観光丸"と改名、以後、長崎海軍伝習所等の練習船として人材育成に活躍しています。1968年(明治元年)に新政府へ移管され、1976年に除籍となっています。
 復元船(船主は興銀リース)の方は、1988年にオランダにて竣工、71日かけて日本へ回航されています。その後は、オランダ村やハウステンボスを起点にした、大村湾周遊に就航して現在に至っています。
 私自身、観光丸の上記クルーズに乗る機会がありました。当然ながら機走のみで、時間的にも40分程度と短いものでしたが、かなり忠実に復元されていることもあり、十分に雰囲気を味わうことが出来ました。途中、参加型アトラクションとして、バウスプリットの先まで上るというものがあり、船の先端からの眺めを楽しむことも出来ました。
(2003/12/28)
■関連サイト
□ハウステンボス
http://www.huistenbosch.co.jp
http://www.huistenbosch.co.jp/institution/ship/kankou/index.html
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ハウステンボスのスパーケンブルグ地区にある桟橋に停泊中の"観光丸"。
桟橋より船体中央部を眺めた所。本船は、両舷の外輪以外にスクリューも装備しているようです。
ハウステンボス内の鐘楼(ドムトールン)上から眺めた"観光丸"(右)と"咸臨丸"

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